上六人部と 12名の有志が造る日本酒
京都府福知山市の南東に位置する上六人部(かみむとべ)地区。豊かな自然と清らかな水が自慢で、稲作や日本酒づくりが営まれてきました。 この地域を舞台に、上六人部活性化協議会が主催となり、2020年8月から地域イベント『日本酒造り体験』を開催。醸造に使うお米の稲刈り体験、銘柄のネーミングワークショップ、酒蔵での醸造体験を実施しました。 イベント参加者は12名。福知山市や近畿圏内だけでなく、遠くは静岡県や愛知県から参加する方も。日本酒を愛する幅広い年齢層の人たちが各地から集まりました。
お酒をテーマに地元をアピール
上六人部活性化協議会(高野隆会長)は、地区の衰退化を危惧し、自治会長や若手農業者らが集まって設立されました。 地域イベント『日本酒造り体験』は、関係人口の拡大や地域活性化、地元の認知度・農作物の販売の促進などを目指した取り組み。お酒をテーマにした地域活性化・ファンづくりにつなげています。 また、醸造は福知山の酒蔵・東和酒造有限会社。ラベルデザインは参加者のアイデアをもとにグラフィックデザイナーのスワミカコさんが制作。福知山市や上六人部、さらには全国から集まった人たちの手によって造られたのが『さつき和花』です。
純米吟醸『さつき和花』
福知山市の花である「さつき」の花言葉と同様に、まさに様々な方の「協力を得られる」ことで生まれた『さつき和花』。果物を思わせる爽やかな香りと、すっきりとした味わいが特徴の純米吟醸となりました。完成するまでの軌跡を以下のレポート記事でもお楽しみください。